いろんな家庭の話が聞きたい!
今回は、こんなお悩みに答えます。
こんにちは、しいなゆい(@yuiyuilifetips)です。
オーストラリアのメルボルンでワーホリしているわたしは、オペアという仕事をしています。
簡単にいうと、住み込みのベビーシッターの仕事です。
2019年5月23日からメルボルンに来てオペアの仕事をしているのですが…
じつは、今日までに2回クビになっています。
いまは3つ目のファミリーのもとでオペアをしていまして、これをプラスにとらえると、
「これまでに3つのファミリーのもとでオペアをした経験がある!」ということに(笑)
3つのファミリーでオペアをした経験から、オペア先のファミリーの仕事内容や生活スタイルはそれぞれ異なり、いろんなパターンがあることがわかりました。
ベジタリアンの家庭もあれば、動物をたくさん飼っている家族がいるところも。
オペアの契約をする前に、「自分がこの家庭で生活していけるのか」仕事や食事内容、宗教など、しっかり確認しておくことが大切です。
ということで今回は、わたしがお世話になった3つのファミリーを、このように5つのポイントにわけて紹介していきたいと思います。
①ファミリー構成
②オペアの勤務時間
③オペアの仕事内容
④生活スタイル(食事やおふろ)
⑤住んでいる地域
もくじ
オペアファミリー①ワイン農家ファミリー
わたしがオーストラリアに来て最初にお世話になったファミリーです。
日本でワーホリの準備をしているときに、マッチングサイトを使って知り合い、契約をしました。
①家族構成
パパ、ママ、5歳の男の子、2歳の男の子の4人家族(+犬が1匹)
一族でワイン農家を経営していて、パパは外で、ママは在宅でお仕事をしています。
こどもたちは男の子2人兄弟で、とにかくやんちゃであばれんぼうで、たいへんでした(笑)
パパとママは美男美女で、怒るとものすごくこわいけど、親切でフレンドリー
②オペアの勤務時間
月曜日:12:30~18:00(6h)
火曜日:15:00~18:00(3h)
水曜日:11:30~18:30(7h)
木曜~日曜は休み
計16時間で、週$100(オーストラリアドル)
基本的にこの時間ですが、イレギュラーでほかの日に仕事が入ることもあります。
3つのファミリーの中で、いちばん勤務時間が短くて自由時間が多かったのが、このファミリーでした。
そのため、仕事がない日はひとりで散歩したり、日本でのライターの仕事を進めたり、かなり自由に過ごすことができました。
③オペアの仕事内容
・長男の学校終わりに迎えに行く(月~水曜)
・次男のデイケア(保育園みたいなの)終わりに迎えにいく(火曜)
・お弁当箱を洗う、おもちゃを片付ける、洗濯物をたたむ、こどもたちと遊ぶ(毎日)
基本的に長男くんの学校のお迎えと、いっしょにあそぶことが仕事のメインでした。
一見めちゃくちゃ楽そうに見えるけど、やっぱり男の子ってたいへんですね。
はさみを振り回したり、気に入らないことがあると大声で叫んだり…
ちゃんと注意できなかったわたしもわるいのですが、とにかく手に負えませんでした。
④生活スタイル(食事やおふろ)
食事はオートミールやパン、フルーツメインの健康的な食事でした。
夜ごはんは毎日ママがつくってくれて、ラム肉のミートパイやシェパードパイなど、日本ではたべたことのない料理をたべることができました。
おふろはこどもたちと共用のバスルーム(おふろとトイレ)があったのですが、お湯がすぐなくなっちゃうので、超ダッシュで体を洗っていました。
というのも、オーストラリアは水道料金がめちゃくちゃ高いそう…。
「5分以内に出て!」というママからの指示もあり、おふろでゆっくりしたかったわたしにとっては、すこしつらかったです(笑)
また、この家庭では、食器を洗うときに洗剤を使いません。
理由を聞いたら「洗剤は地球にわるいから使わない。水でこすれば汚れは落ちる」とのこと。
わたしは習慣的に「食器を洗うときは、洗剤をつけたスポンジで」でしたが、改めて考えなおす必要がありそうです。
⑤住んでいる地域
メルボルン郊外の比較的治安のよいエリアです。
学校やデイケアは家から徒歩圏内で、少し歩けばcolesなどの大型スーパーもありました。
メルボルン市内までは電車で15分くらいだったので、東京よりの埼玉って感じです(笑)
オペアファミリー②アジア食品工場ファミリー
わたしの2番目のオペアファミリーです。
最初のオペア先でクビ宣告をされて、必死で次のオペア先を探していたときにFacebookで声をかけてくれました。
①家族構成
パパ、ママ、5歳の女の子、2歳の男女の双子の5人家族
パパとママはおそらくベトナム人で、アジア系食品工場を経営していました。
ママがとっても早口でマシンガントークしてくるから、ほとんどなにをいってるのか理解できなかった…。
長女ちゃんと双子ちゃんたちはおとなしくてとてもいい子たちでした。
②オペアの勤務時間
月曜日:7:00~19:00(12h)
火曜日:7:00~8:00(1h)
水曜日:7:00~8:00(1h)
木曜日:7:00~19:00(12h)
金曜日:7:00~19:00(12h)
土日は休みです。
計38時間で、週$300(オーストラリアドル)
3つのファミリーの中で、ここでのオペアの仕事がいちばん長くて体力的につらかったです…。
③オペアの仕事内容
朝:こどもたちを起こす、着替え、朝ごはんのシリアルを用意して食べさせる、歯磨き
日中:双子ちゃんたちと遊ぶ、お昼ごはんとおやつを用意する、トイレを手伝う
夜:夜ごはんたべさせる、お風呂に入れる、寝かせる
1週間だけでしたが、ここでの仕事はほんとに大変でした…。
双子ちゃんの男の子のほうがまだオムツが取れていないので、オムツ交換したり、トイレにいくたびに手伝ったり。
また、3人ともよく泣く子たちだったので、1日中気が休まらなかったです。
④生活スタイル(食事やおふろ)
アジア系ファミリーだからか、食事はアジア料理中心でした。
お米を毎日たべることができたのは、うれしかったです。
が、夜ごはんは毎日ウーバーイーツで中華料理を頼んでいました。
野菜やフルーツはほとんどたべられなかったです…。
(上の写真のときくらいしか、サラダを見かけなかった)
ママのこどもたちへのこだわりがすごくて、
「お風呂から上がったら、この子はこのクリーム、この子はあのローションを塗ってね!」
とか、
「この子はこのタオル、あの子はあのタオルだから、間違えないようにね!」
とか、とにかく指示がたくさんあって、覚えるのに必死でした。
⑤住んでいる地域
このファミリーが暮らしていたのは、アジア系の人々が暮らす、郊外のちょっと治安のわるい地域でした。
そのせいか、家のいたるところに防犯カメラが設置してありました…!
わたしの部屋にもカメラが設置してあって、生活していて常にカメラが気になってしまい、着替えるときとかもわざわざトイレにいったりしてました。
ここで暮らしていたときは知らなかったけど、いまのオペアファミリーにこの地域のことを聞くと、
「あそこはあぶないから、ぜったいいっちゃだめだよ!」っていわれるほど(笑)
オペアファミリー③最強弁護士ファミリー
3組目は、いまわたしがお世話になっているオペアファミリーです。
本当に最高な家族で、
「このファミリーに出逢うために、わたしは2回もクビになったんだ…!」
と思ってしまうほど(笑)
また、オペアとしては大変めずらしいケースですが、家族が住む家の裏側にもう一軒家があって、
そこをなんとわたし専用のお家として住ませてもらっています…!
https://twitter.com/yuiyuilifetips/status/1137909836820013056
①家族構成
パパ、ママ、5歳の女の子の3人家族(+犬が1匹)
パパとママはメルボルン市内で弁護士事務所を経営していて、おそらくかなりのお金持ち。
どちらも穏やかでゆっくり話してくれるので、聞き取りやすくてありがたいです。
パパはぽっちゃりダンディ、ママはスタイルがよくて美人。
そして、娘も美人。
②オペアの勤務時間
月曜:7:00~9:00,15:00~19:00(6h)
火曜:7:00~9:00,15:00~19:00(6h)
水曜:7:00~9:00(2h)
木曜:7:00~9:00(2h)
金曜:7:00~9:00,15:00~19:00(6h)
土日は休みです。
計22時間で、週$100(オーストラリアドル)
ほんとうは平日にも休みがほしいところですが、水曜と木曜は朝だけ仕事なので、そのあとはゆっくり休んだり日本での仕事をしたりしています。
③オペアの仕事内容
朝:朝ごはん準備、着替え、歯磨き、髪を結ぶ、学校へ送る(徒歩)
夕方:学校へ迎えにいく、おやつ用意、遊ぶ、お風呂に入れる
遊ぶ内容としては…娘ちゃんがすきなビーズでブレスレットを作ったり、お絵かきをしたり、ケーキを焼いたりしてます。
これ以外にも、食器を洗ったり、ときどき掃除機かけたりすることも。
オペアは家族といっしょに住むため、どうしても時間外の仕事が多くなりがちです。
④生活スタイル(食事やおふろ)
健康志向のファミリーなので、牛乳の代わりにアーモンドミルクを飲んだり、ラム肉をたべたりしています。
でもけっこうピザ買ってきたり、パンとかパスタをたべてたり(笑)
ママが料理上手で、毎晩おいしいディナーをつくってくれるので、毎日夜ごはんが楽しみです。
また、パパがカトリック(キリスト教を信仰している)なのと、娘ちゃんがカトリック系の学校にいっているのもあって、神父さんがときどき家に来てキリスト教の話をしたりディナーをたべていったりします。
このまえ神父さんが来たときに、食事の前に「アーメン」といって胸の前で十字架をつくってお祈りしてから食事をするのを見て、
「これ、映画で見たやつだ!」と、ちょっとかっこいいなと思ったり。
⑤住んでいる地域
メルボルン郊外の、治安がとてもいいお金持ちタウンに住んでいます。
ビーチや港が近くにあって、犬が走り回れるドッグパークがたくさん!
20分くらい歩くと商店街みたいなのがあって、メルボルン市内にいかなくてもここでなんでもそろう利便性もあり。
ブログを書いていて「つかれたな~」と思ったときは、ビーチにいって海をぼーっと眺めたりしています。
自然がいっぱいで空気がすっきりしていて、わたしのお気に入りのとっても素敵なまちです。
3つのオペア先のファミリーに共通すること
オペア先によって仕事内容や生活スタイルは異なるけど、共通する部分もいくつか発見しました。
①パパとママがこどもたちを、ほんとうに愛している
どのファミリーも、パパとママがほんとうにこどもたちを愛しているのがわかります。
「ラブリーベイビー」とか、「今日もほんとうにかわいい!愛してる!」って、何度もこどもたちに伝えていて、ちょっとうらやましかったです(笑)
日本では、こんなにストレートな愛情表現って、はずかしくてあんまりできないですよね。
独身のわたしですが、「こどもの世話は大変だけど、家族っていいな~」と、思いました。
②とにかく家が広くて部屋がたくさんある
ワイナリーやアジア系食品工場、弁護士事務所を経営しているお金持ちファミリーだからか、みんな家がとにかく大きくて広い!
応接室とか、お客さんが泊まる用の部屋とか、犬の部屋とか、本を置く部屋とか…
とにかく、「え!これいらないでしょ!」と思ってしまうような部屋までたくさんあって、バスルームも1人1つとか、驚愕でした。
③意外と日本の食材がたくさんある
日本でワーホリの準備をしていたときに、「日本食が恋しくなるだろうな~」と思ったわたしは、フリーズドライのお味噌汁や緑茶などをもってオーストラリアに来ました。
ところが、どの家庭にも味噌や緑茶、しょうゆやお米など日本の食材がたくさんあってびっくり!
日本食はヘルシーで健康にいいので、よくたべるそうです。
④髪を洗うのは週2~3回
みんな髪を洗わない!(笑)
この3つのファミリーがたまたまそうだった可能性もあるかもしれないけど、みんな髪を毎日洗わないそうです。
だいたい週2回くらいらしい…。
わたしが毎日髪を洗っているのをみると、みんな口をそろえて「ハードワークだね」といいます。
3つのファミリーのもとでオペアしてみた感想
いろんな家庭でいろんな生活スタイルを知ることができて、とってもいい経験になりました。
ヘルシー志向の家族のもとでは、野菜やフルーツをたっぷりたべることができたし!
そして、いままでイメージしていた「海外での生活」が、じつは少しちがうものだったりもしました。
たとえば、「外国人はみんな、家の中でもくつを履いたまま生活する」って思ってたのに、くつを脱ぐファミリーのほうが多かったり、
「外国人はみんな、お風呂はシャワーのみ」だと思ってたのが、お家にバスタブがあって、毎日ちゃんとおふろに入ってたり。
実際に海外に来て、いっしょに住んでみないとわからないことばかりです。
オペア先のファミリーによって、仕事内容や生活スタイルが異なる
オペア先のファミリーの仕事内容や生活スタイルはそれぞれ異なり、いろんなパターンがあります。
仕事の勤務時間や内容はファミリーによって変わるし、
ベジタリアンの家庭もあれば、動物をたくさん飼っている家族もいます。
オペアの契約をする前に、「自分がこの家庭で生活していけるのか」仕事や食事内容、宗教、たばこやお酒のことなど、しっかり確認しておくことが大切です。