こんにちは。オペアブロガーの、しいなゆいです。@yuiyuilifetips
わたしは2019年5月23日からオーストラリアのメルボルンにワーホリで来ていて、オペアという仕事をしています。
https://twitter.com/yuiyuilifetips/status/1133162851353292801
…が、なんときのうクビになりました。
人生で初めて「クビ宣告」されたのですが、けっこうショックですね(笑)
前職は公務員だったのでクビなんてものはないし、学生時代のアルバイトもすべてこちらからの退職だったので、人生初のクビです。初めて記念日…
オペアをクビになる人なんてなかなかいないのではないかと思ったので、シェアします。
また、現状では次の仕事や滞在先がまだみつかっていないので、みつかりしだい、オペアをクビになった際の対処法や解決策などを追記していきたいと思います。
もくじ
1分でわかる!オペアってこんなお仕事です
オペア(おぺあ、おーぺあ、オーペア、aupair)は、簡単にいうと住み込みで働くベビーシッターのことです。
外国の一般家庭にホームステイして、そのホームステイ先のこどもの世話や家事をする見返りに、家族から衣食住を提供してもらい生活する
というのがオペアの一般的な説明になっています。
また、似たような制度にデミペアやナニー、マザーズヘルプというものがあり、基本的にはどれも一緒です。(デミペアは仕事時間が少ない代わりに、報酬がもらえないことが多い)
日本で仕事を辞めたばかりでお金がなかったけどワーホリしたかったわたしは、偶然オペアのことを知り、すぐさまオペアマッチングサイトに登録し、いま滞在している家庭に来ることを決めたのでした。
オーストラリアのこんな家庭でオペアしてます
オペア先のことは後日別の記事でまとめようと思うので、ここでは簡単に紹介したいと思います。
わたしが現在お世話になっている家庭は、メルボルンの郊外に住んでいる4人家族です。
家族構成は、パパ、ママ、5歳の男の子、2歳の男の子
あと、犬と猫も一匹ずついます。
(猫はつい先日、車にひかれてしんじゃった…)
パパとママは家族みんなでワイナリーを経営しているので、非常にお金持ち。
お家は大きくて広くて圧巻!そしてたくさんお部屋があります。
こんなお金持ち家庭のこどもたちだからと一概にはいえないのですが、とにかくわがままであばれんぼうでわんぱくで言うことを聞きません。
長男くんも次男くんも、本当にかわいくて人懐っこくてわたしはだいすきなのですが、ふたりとも自分の思うようにならないと、とにかく暴れます。
初対面で少し不安を覚えたものの、パパとママは親切だし、こどもたちはふたりともいい子なので、「しばらくはこの家庭でがんばるぞ!」と覚悟を決めました。
オペアをクビになった一部始終
「ハ~イ!ちょっと話してもいい?」
と、ママからメッセージが送られてきて、わたしの部屋で話をすることになりました。
そのときのママからの話がこちらです。
「あなたはとても親切で優しくてこどもたちと遊ぶのが上手で、ふたりともすごくあなたのことがだいすきなの。わたしたちもあなたのことがだいすき。
でも、あなたは優しすぎるから、こどもたちが悪いことをしたときに、きちんと注意できていない。それではこどもたちにとって良くないことだと思うの。
わたしのこどもたちは、あばれんぼうでわんぱくで、わたしたち夫婦も手を焼いているの。だから、悪いことをしたときにはしっかり怒ってほしいし、必要であればきちんとしつけをしてほしい。
あと、英語がそんなに話せるほうじゃないでしょ。今はいいけど、今後必要な時にうまくコミュニケーションをとることができなかったら大変だと思う。
あなたは本当に優しくていい人だから、うちのこどもたちよりもっと向いている家庭がきっとある。おとなしくて絵を描いたり歌を歌うのが好きな女の子とかのほうがいいと思うよ。」
こんな感じでした。
次の仕事や滞在先がみつかるまでここにいて大丈夫だからといってくれたので、今は必死に職探し中です。
せっかくだからまたオペアとして働きたいと考えているので、ひたすらホストファミリーにメッセージを送っています。
オペアをクビになった理由
それではさっそく、本題に移ります。
わたしがこの家庭のオペアをクビになった理由は2つあります。
①こどもたちにうまく注意できない
②英語力が乏しい
自分で書いていて情けなくて涙が出そうになりますが、この記事を読んでくれている方の参考に少しでもなればいいなぁと思い、がんばります(笑)
オペアのクビ理由①こども達に注意できない(性格の問題)
当たり前のことですが、だめなことはダメって注意しなければなりません。
今後のこどもたちのためにも、時には厳しく接する必要があります。
ところが、出会ったばかりのこどもたちにそこまで強く叱ることができず…。
最初はこどもたちと良い関係性を築くところから初めていけたらいいかなと考えていたのですが、やっぱりこれではだめでしたね。反省です。
こどもたちはふたりとも、かわいくてとてもいい子たちです。
ただ、ものすごくわがままで暴れん坊。
ごはんはなかなか食べないし、気に入らないことがあったら叫びます。
わたしは学生時代に少しだけ幼稚園でアルバイトしていたことがあったので理解しているのですが、日本でもイヤイヤ期のこどもとかは暴れたり言うこときかなかったりする子も多いですよね。
この子たちもけっこうひどくて、はさみを取り出して振り回したり、壁に飾っている絵をビリビリに破いたり、大声で騒いで家を飛び出してしまったり…。
やめさせようとするのですが、あばれんぼうスイッチが入ってしまうとなかなかいうことを聞いてくれず。
幼少期は、その人にとって今後の人生を生きていくうえで大きな影響を及ぼす時期です。
ひとりの人間の将来がかかっているわけですから、そのことをしっかり考えて教育していく必要があります。
オペアの仕事は、あくまでも「こどもたちが最優先」です。
「格安で海外留学できるから」「衣食住を提供してもらえてラッキー」という理由でオペアをするのはこちらの理由なので、こどもたちにはまったく関係のないことです。
オペアの仕事を引き受けた以上は、しっかりその責任をまっとうする必要があります。
「こどもたちの面倒を見る、世話をする」と、言うのは簡単ですが、かなりの責任が伴います。
親がいない間に熱を出すかもしれない、具合が悪くなるかもしれない、けがをするかもしれない
そんな緊急事態にもきちんと対応できるように、あらかじめ知識を学んでからオペアの仕事をスタートしたほうがいいと実感しました。
①こどもが悪いことをしたらきちんと叱ろう
②緊急時に対応できる知識を学ぼう
オペアのクビ理由②英会話力が乏しい(英会話力の問題)
もちろん英語が話せることに越したことはありませんが、それなりに英語が話せれば難なく生活することができます。では、なぜ英会話力が乏しいとだめなのか。
それは、こどもたちが悪いことをしたときに「なぜそれがダメなのか」をうまく伝えることができないからです。
わたしは海外旅行が趣味で、これまでに数多くの国を旅してきました。
現地の人と会話をするときにはもちろん英語を使うのですが、特に困ったことなどはありませんでした。
というのも、なんとなくの英語と身振り手ぶり(ボディランゲージ)で通じてしまうからです。
「出川イングリッシュ」ってご存じですか?
お笑い芸人の出川哲郎さんが話す英語がめちゃくちゃだけど、あきらめない強いハートと身振り手振りで、なぜか相手に伝わってしまう…それが出川イングリッシュ
いっしょに旅行にいった人からは、わたしはまさに出川イングリッシュだといわれます(笑)
「そこまで英語が話せるわけではないけど、なんか会話できてるよね、すごい」
といった感じ。でもやっぱり、これではだめなのですよね。
自分でもさすがにまずいと思って、オーストラリアに来る前から「DMM英会話」のオンラインレッスンで英会話を猛勉強してきたのですが、そんなにすぐにペラペラに話せるようにはならず。(当たり前ですが)
求められているのは、こどもたちとしっかりコミュニケーションが図れる英会話力です。
実際のところ、こどもたちが言っていることはなんとなくは理解できていましたが、わたしの英会話力が乏しいせいでおもしろい話ができないのです。
また、こどもたちが悪いことをしたときに、「なぜそれがダメなのか」をうまく伝えることができない。
これがいちばんの問題点だと思います。
こどもたちをうまく叱ることができれば、ホストファミリーも「お!この子はしっかりこどもたちの世話をしてくれているな!」と安心し、あなたはファミリーにとって大切な存在になると思います。
①少しでも英語を話せるように努力しよう
②「叱る」フレーズを学ぼう
オペアをクビになった現状
この記事を書いているのは、オーストラリアに来て7日目の2019年5月30日、クビ宣告を受けて2日目です(笑)
オペアブロガーを名乗っている今、せっかくだからまたオペアとして働きたいと考えています。
https://twitter.com/yuiyuilifetips/status/1133596999658250240
日本にいたときに今のオペア先を見つけたのはマッチングサイトだったけど、今回はFacebookでオペアを探しています。
Facebookでは、オペアとファミリーがマッチングするためのグループがたくさんあって、その中でも特にメンバーの多いグループに入りました。
次のオペア先がみつかったら、また追記する予定です。
どんなに良い家庭でも、やはり他人と同じ家で生活するわけなので、合う合わないがあります。
わたしの今のオペア先は、本当にいい家庭でした。
みんな優しくしてくれて、とっても親切で、こどもたちは本当にかわいくて。
次のオペア先では、オペアもファミリーも、お互いに納得して尊重しあえる関係をつくっていけたらと思います。