こんにちは、ゆいゆい(@yuiyuilifetips)です。
わたしは今、オーストラリアにワーホリで来ていて、「オペア」という仕事をしています。
簡単にいうと住み込みのベビーシッターです。
海外の家庭にホームステイをして、その家庭のこどもの世話や家事を手伝う代わりに生活費はすべて無料、おまけにお給料をもらえるという制度になっています。
そう考えていたわたしは、昨年度末に仕事を辞めたことをきっかけに、どうしても今年海外での生活を経験したかった…!
でも、仕事を辞めたばかりでお金がない!収入ゼロ!貯金なし!
そんなときに発見したのが、この「オペア」という仕事でした。
わたしも最初はそう思ってたけど、実際に自分でやってみて「これはいい制度だな~!もっと日本に広めたい!」と思いました。
今回は、このオペアの仕事について詳しくご紹介していきます。
「お金がないけど海外留学したい!」という方の参考になれば幸いです。
①海外留学したいけど、お金がなくてあきらめている方
②無料でホームステイしてみたい方
もくじ
そもそも、オペアってなに?
オペア(au pair、おぺあ、おーぺあ、オーペア)とは、外国の一般家庭にホームステイして、そのホームステイ先の子供の世話や家事をする見返りに家族からお給料をもらって生活するお仕事です。
デミペア、ナニー、マザーズヘルプとも言われます。
(デミペアはオペアより働く時間が短い代わりに、お給料がないところがほとんど)
ホームステイ先での生活費(食費、光熱費、水道代、通信費、オペア専用の部屋等)は、すべてホストファミリーが負担するという決まりになっています。
そのため、最低限必要なもの(ビザ、航空券、海外旅行保険)だけ負担すれば、海外留学やワーホリができちゃいます!
生活費って案外高くつきますよね。
例えばわたしみたいにオーストラリアに行く方だと、物価がめちゃくちゃ高い…!
食費や交通費、アパート・シェアハウス代など、どれも日本より割高で、かなりイタイ出費になります。
そのため、この生活費をすべて負担してくれるなんて、本当にありがたい話です。
ここまで見ていただいたように、オペアを受け入れるにはそれなりのお金が必要。
そのため、滞在先の家族は人を雇う金銭的余裕が必要なので、オペア受け入れの制度は先進国で浸透しているケースが多いといいます。
わたしが、オペア留学をしようと思った理由
それは、「お金がないけど留学してホームステイしてみたい!」思ったからです。
わたしは諸事情で仕事を辞めて、フリーランスになりました。
こどもの頃からずっと「海外で生活したい!」と考えていたので、時間がある今年のうちに、ワーホリに挑戦しよう!と決めたのです。
さっそく、ワーホリに必要なものを調べていたところ、見つけたのは「ワーホリに必要なお金は最低100万円!」という、衝撃的なワードでした。
とめちゃくちゃ絶望しました。
なぜなら、当時のわたしは仕事をやめたばかりで、ほとんどお金がなかったからです。
そんなときに、たまたまネットで見つけた「オペア留学」
調べてみると、ホームステイしてベビーシッターの仕事をすれば生活費が無料、しかもお給料までもらえるとのこと。
「これは行くしかない!」と決めて、その日のうちにワーホリビザを取得し、オペア先を探し始めました。
そんな魅力的なオペアの仕事ですが、調べてみると誰でもできるわけではないみたい。
次は、オペアの仕事をするための条件を見ていきましょう。
オペアの仕事をするための条件
オペアの仕事は誰でもできるわけではありません。
2つの条件があります。
①20~30歳の独身、または子供を同伴しない既婚者
②ワーホリビザ(または学生ビザでも良い国もある)を持っていること
よく質問に上がるのが、「保育士免許や自動車運転免許は必要ないのか?」ということ。
これらはどちらも必要ありません。
保育士免許はなくても、こどもが好きであれば大丈夫です。
また、車の免許も必要ありませんが、持っているとオペア先の選択肢がかなり増えます。
なぜなら、「こどもの保育園や学校への送り迎えを、オペアに頼みたい」という両親が多いからですね。
そのため、余裕のある方は国際免許を取得して、車の運転ができるようにしておくといいです。
ちなみに、わたしは保育士免許も自動車運転免許も持っていません。
オーストラリアでいうと、メルボルンは車の免許がなくてもOKな家庭が多かったです!
逆に、シドニーやブリスベンは自動車免許が必須のところが多い印象でした…
オペアって、具体的にどういう仕事をするの?
実際に、わたしのオペアとしてのお仕事をご紹介します。
わたしがお世話になっているのは、2人の子供(5歳と3歳の男の子の兄弟)とパパとママの4人家族です。
この兄弟のお世話をするのがわたしの仕事です。
具体的には、
・保育園や学校への送り迎え(徒歩)
・簡単な朝食、お弁当作り
・こどものお着換え、学校の準備
・こどもと遊ぶ
基本的にはこのくらいです。
ときどき、ホストマザーに「手伝って!」といわれたときに簡単なお手伝いをしています。
また、勤務時間もあらかじめ決められています。
・月曜12:30~18:30(6時間)
・火曜15:00~18:00(3時間)
・水曜11:30~18:30(7時間)
ホストファミリーの仕事の都合により、この他に不定期で仕事が入ったりしますが、基本的にはこの時間で働きます。
木曜~日曜はお休みなので、自由に過ごしてOKです!
わたしは、月曜~水曜までオペアの仕事をして、木曜~金曜はパソコンを使って日本のお仕事をしています。
物価が高いぶん、時給も高いオーストラリアでは、特に土日に働くと時給が高くなるので、今後ローカルのカフェやレストランで働こうかな~なんて考えています。
あくまでもこれはわたしのオペア先の例なので、ほかにもたくさんの働き方があります!
オペアの仕事で海外に行くときのビザに注意!
ワーホリビザとは別に、「オペアビザ」というものがあります。(国によってないところもありますが)
このオペアビザで入国してしまうと、オペア以外の仕事ができなくなってしまうので注意が必要です。
「オペアの仕事で海外に行くけど、ほかの仕事もしたいよ~」っていう方は、必ずワーホリビザを取得していきましょうね!
オペアが必要とされている3つの理由
ここで、なぜ先進国では今、オペアが必要とされているのかを見ていきましょう。
これには3つの理由があります。
①法律で決まっているため
②共働き夫婦の家庭が多いため
③こどもの教育のため
ひとつずつ見ていきましょう。
①法律で決まっているため
オペアが最も盛んな国の一つが、オーストラリアです。
オーストラリアでは、公立小学校はすべて授業時間がきちんと決められており、それ以外の時間は、必ず保護者が見ていなければならないという法律があります。
そのため、12歳以下の子供には必ず親が付き添わなければならないし、子供を家に保護者なしで置いていくのも全て法律で禁止されています。
参照:Is it illegal to leave your kids home alone in Australia?(SBS)
もし、通学路で子供が一人で歩いていたら親は「ネグレクト(放置)」で警察に通報されて捕まってしまうそうです。
そんな法律があるオーストラリアですが、共働きの家庭が多く、ずっと子供のことをみていることは難しいので、オペアを必要としています。
②共働き夫婦の家庭が多いため
朝と夕方は、1日の中でもっともいそがしい時間帯なのは、世界共通ですね。
オーストラリアでも、朝や夕方のいちばん忙しいときに、お母さんやお父さんを手伝ってくれるオペアが求められます。
朝食をつくってこどもたちに食べさせたり、学校や保育園にいく準備をしたり…
とても夫婦だけでは手が回らないので、オペアに助けてもらう必要があります。
そのため、オペアの仕事はこどもたちの世話だけでなく、簡単な家事も求められる家庭も多いのです。
③こどもの教育のため
オペアを雇うには金銭的な余裕が必要なため、お金持ちの家庭が多いのです。
裕福な家庭ではこどもへの教育が熱心なことから、遊ぶときでもただ遊ぶのでななく、歌や絵などを使ってこどもの想像力や個性を伸ばす遊びが求められます。
またオペア先の家族は、オペアをとおしてこどもたちがさまざまな言葉や文化に触れ、たくさんのことを学ぶことに期待しています。
このような3つの理由から、オーストラリアのような先進国ではオペアの需要が高まっており、オペアを必要としているのです。
オペアの仕事は、どのように探すのか
オペアの仕事を探すには、2通りの選択肢があります。
①エージェントに登録してオペア先を紹介してもらう
②オペアのマッチングサイトなどを使って自分で探す
それぞれ、くわしく見ていきましょう!
①エージェントに登録してオペア先を紹介してもらう
このような方は、エージェントに登録してオペア先を紹介してもらうのがおすすめです。
①ファミリーを紹介してもらえる
②トラブルがあったときに、対応してくれる
エージェントに登録しているオペア先を紹介してくれるので、安心してオペアの仕事に取り組めると思います。
また、「オペア先が合わないから変えてほしい」「こんな事件に巻き込まれたんだけど、どうしよう!」といったトラブルがあったときに相談できて安心ですね!
デメリットは、かなりの手数料が取られることです…。
エージェントによって価格は異なりますが、どれも15~30万円くらいはかかるので、極力費用を抑えたいわたしは、自分でオペア先を探すことにしました。
②オペアのマッチングサイトなどを使って自分で探す
このような方は、オペアのマッチングサイトなどを使って、自分でオペア先を探してみましょう!
わたしも、実際にマッチングサイトを使ってオペア先の家族とマッチングし、オペアの契約をしました。
①とにかく、かかる費用を大幅に抑えることができる
②いろいろ経験できて、問題解決力がつく
マッチングサイトはすべて英語ですが、GoogleChromeでページを開けばGoogle翻訳の機能で、日本語訳で手続き進めることができます。
そのため、英語が苦手な方はGoogleChromeを使うことをおすすめします!
意外と何件かマッチングできたので、登録さえしてしまえばそこまで大変ではなかったです。
デメリットは、何かあったときにすべて自分で対応しなければならないこと…。
わたしは、最初のオペア先を6日間でクビになったので、このような場合にも対応できる力が必要です。
こちらのブログ記事で、その全貌が明らかに…!(笑)
オーストラリアにオペア留学したわたしがたった6日間でクビになった理由
(その後、無事に新しいオペア先を見つけることができました)
といっても、自分でオペア先を探すことで、かなりの初期費用を減らすことができるのはうれしいポイントです!
自分でいろいろやってみることで問題解決力もつきますし、いい経験なので、この機会に挑戦してみるのおすすめです。
それでは次に、わたしが使ったオペアのマッチングサイトを紹介します。
オペアのマッチングサイトを活用しよう!
それでは、わたしが使ったサイトをご紹介します。
日本にいたとき、最初のオペア先を見つけたのは、AuPairWorldというサイトでしたが、今回オーストラリアに来てオペアをクビになったときに、次のオペア先を探したのは、Facebookでした。
このFacebookのグループがめちゃくちゃ便利で使いやすかったので、おすすめです…!
さっそく、順番に見ていきましょう。
①AuPairWorld(オペアワールド)
ネットでオペアのマッチングサイトを探していたときにいくつかヒットして、ぜんぶで3つのマッチングサイトに登録しました。
ほかの2つのサイトには登録したものの、このサイトが圧倒的に使いやすい&リクエストがたくさん届くので、このサイトをメインで使って探しました。
オペアを探し始めてから1ヶ月しないくらいで無事にマッチングでき、オペアの仕事の契約をすることができました。
ただ、ほかのどのオペアマッチングサイトも同じなのですが、登録から何からすべて英語で行うのです…!
といっても、GoogleChromeでページを開くことでGoogle翻訳の機能を使い日本語訳で進めることができるので、そこまで大変ではないです。
②Facebookのグループ
1回目のオペア先のホストマザーに教えてもらったのですが、Facebookにはオペアとオペアを探す家族がマッチングできるグループがたくさんあります。
このグループに入るには、自分がFacebookに登録する必要があります。
そのため、まだFacebookのアカウントをもっていない方は、これを機につくってみましょう。
グループへの登録はとっても簡単です。
「グループ」のページで、「オペア」とワードを入れて検索してみてください。
たくさんのグループが出てきます。
「たくさんあって迷っちゃうよ~」という方は、
TwitterでDMいただければおすすめのグループ紹介しますので、
よかったらお気軽に相談してくださいね~!(Twitterはこちら)
AuPairWorldとFacebookの2つを使ってみた感想としては、
AuPairWorld
→たくさんの家族とマッチングした中から自分にとっていちばん条件のいいオペア先にいきたい!
ただし、ときどき変な人もいる(家族がみんなヌーディストだから、うちに来たらあなたも脱いでね!と言われたり…)
→アプリ自体が有名だから安心、とにかく簡単にマッチングしたい。
ただし、みんな使っているから競争率が高く、自分が行きたい家庭に選ばれる可能性が低い
こんな感じです。
最初はマッチングサイトとFacebookどちらも使ってみて、使いやすいほうにシフトしていくのがおすすめかな~と思います。
オペア留学は誰でも挑戦できる!
今回は、わたしが30万円で海外留学できたオペアの仕事内容と探し方について紹介しました。
オペアの仕事は、20~30歳の独身、または子供を同伴しない既婚者であれば誰でもできます。
「海外留学・ワーホリしたいけど、お金ないしな~」と思っている方、こんな方法もありますよ!
あくまでも、選択肢の一つとして考えていただけたらな~と思います。